「こころと部屋研究所」磯ヶ谷です。私は日本の伝統行事を行う「室礼」を学んで今年で7年目になります。
伝統的な年中行事の中には「こころ」というものが表現されています。
そういってことも少しづつ書いていきますね。
今回は、前回に引き続き節分の鬼退治です。

先日の節分お稽古で鬼に見立てたロマネスコ・カリフラワー

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茹でて夕飯にいただきました。

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鬼を茹でて食べる
これが本当の鬼退治(笑)


神仏にお供えしたもの、それを後で食することを
直会(なおらい)と言います。
食することで神様のパワーを分けていただくのです。

力が湧いてきそうですよね


日本の伝統行事の中には「こころと部屋の関係」を考えたものが沢山あります。
昔の人がすごいなあ尊敬するところは、そういった行事を日々の暮らしの中で普通にやっていたことです。

普通なことの中に真実ってあるんですね。
posted by 十人十色 at 09:49 | こころと部屋の関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月03日

鬼を部屋から追い払う

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こころと部屋研究所の磯ヶ谷ふき子です。

日本の伝統行事には、「こころ」にかかわることを行事というカタチにしたものがとても多いです。
今日は節分ですので、【鬼】について考えました。

節分に豆まきをして家から追い出す【鬼】ってなんでしょう?

鬼とは
「人に災いをもたらす、目には見えない隠れたもの」
=「隠」オニ


中国から伝わった追儺の儀式「鬼やらい」疫病や陰気、災害を鬼にたとえて、桃の弓や葦の矢、また戈と盾で鬼を追い出す儀式。この儀式が日本に渡って節分の夜、新しい年を迎えるために家の中から鬼を追い出す祓いの行事になりました。

人は目に見えないモノが恐ろしいと感じます。その恐れが畏怖の念になったり、あるいは退治しなくてはならない存在になったりします。
病気や災害、更に病気の元になる寒気などは見えない恐れの対象になり、【鬼】という存在になります。鬼は外から来る災いの象徴としてだけではなく、人の心の中にある邪心も映し出す対象になっていました。自分の中から湧いてきたモノに手を焼いて、外から来たものと一緒に祓ってしまうという考え方です。これはこれで人が心身の健康を保つために必要な事だったのでしょう。

こういった【鬼】の存在は日本だけではなく、中国、西洋など世界中であります。
 現代は見えないモノが少なくなってきています。正確にいうと少なくなってきたと思われています。それでも説明のできない病気や災害はあり、人の心の中には邪心が渦巻いています。それらを象徴する対象としての【鬼】という存在がないので、それを誰かのせいにし、自分の正しさを証明しようとしていることが、今起きている戦争・格差・いじめなどの様々な問題の根になっている気がします。
 
 誰かのせいにするくらいなら、自分の恐れから生まれた【鬼】に見立てて、豆で退治したいものです。


posted by 十人十色 at 18:18 | こころと部屋の関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする